好きな推しと、並べるような物語を書きたい。
そう思ったのが私が夢創作を書き始めた理由でした。
遠くから眺めるだけでなく、隣に立って、同じ景色を見て、同じ夜を過ごす。
そんな物語を、自分の手で書いてみたいと思ったのです。
初めて書いたときは、正直とてもドキドキしました。
こんな風に推しを隣に置いてしまってもいいのか、こんなにも近くに書いていいのかと、少し怖さもありました。
それでも書き終えた後、胸の奥がすっと静かになったのを覚えています。
ただ「好き」と呟くだけでは足りなかった。
溢れていく想いをちゃんと形にしたかった。
だから私は、夢創作を書いています。
私が夢創作を書く理由
夢創作を書く理由はひとつではありません。
推しへの想いを形にしたい、という気持ちもある。
けれどそれだけではなく、自分の感情をきちんと見つめたい、という思いもあります。
好きという言葉は便利です。
でも「どう好きなのか」「なぜ好きなのか」までは語ってくれない。
夢創作を書く時、私は推しのどんな表情に救われたのか、どんな言葉に胸が震えたのか、どんな距離感で推しのそばにいたいのかをひとつずつ考えます。
物語にすることで、曖昧だった感情に輪郭が生まれる。
そして書き終えた後、少しだけ自分の心が整っている。
夢創作は、自分のための時間なのです。
夢創作で大切にしていること
夢創作を書く時、一番大切にしているのは、原作の空気を壊さないことです。
押しが生きている世界には、その作品だけの温度や空気があります。
そこを無理に曲げてしまうと、どんなに甘い物語でも。どこか違和感が残ってしまう。
だからまず、原作の空気を丁寧に思い出します。
推しがどんな言葉を選ぶ人なのか、どんな距離感で立つ人なのかを何度も確かめる。
同時に自分の感情を、誤魔化さないことも大切にしています。
「こう書いた方が綺麗だから」ではなく、「本当はどう感じているのか」を綴っていく。
推しのある様を壊さないこと、自分の感情を誤魔化さないこと。
そのふたつの間で、ちょうどいい距離を探し続けるのが私の夢創作です。
それでも書き続ける理由
夢創作は、ときどき迷いも生みます。
これでよかったのか、原作から離れていないか、自分の願いを押しつけていないか。
それでも、書くことをやめようと思ったことはありません。
物語を書いている時間は、推しと向き合う時間であると同時に、自分の心と向き合う時間でもあるからです。
言葉にしていくうちに、ざわついていた感情が少し落ち着き、好きという気持ちが、静かに深まっていく。
夢創作は、現実から逃げるためのものではなく、自分の想いを丁寧に受け止める場所。
だから私は、これからもきっと書き続けます。
静かな夜に、推しの隣に立つ物語を、ひとつずつ。



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